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8bitサウンドの世界|レトロゲーム音楽の仕組み

ファミコンに代表される8bitサウンドはどう作られているのか。矩形波・三角波・ノイズという基本波形から、あの懐かしい音色が生まれる仕組みを解説します。

8bitサウンドとは何か

「8bitサウンド」や「チップチューン」と呼ばれる音楽は、1980年代の家庭用ゲーム機やパソコンの音源チップが鳴らしていた音を指します。当時のハードは、録音された音を再生する能力を持たず、内蔵チップが単純な電子波形をその場で合成して音を鳴らしていました。制約の多い環境だからこそ生まれた、独特で記憶に残る音色が、いまも世界中で愛されています。

基本となる3つの波形

8bitサウンドの土台になるのは、主に三種類の波形です。一つ目は矩形波。電圧のオンとオフを高速に切り替える角ばった波形で、ピコピコしたメロディの主役です。オンの時間の割合(デューティ比)を変えると、細い音から太い音まで表情が変わります。二つ目は三角波。なだらかな三角形の波形で、矩形波より柔らかく丸い音色になり、ベースラインや優しいメロディに使われます。三つ目はノイズ。ランダムな波形で、打楽器や爆発、風の音といった音程を持たない効果音の材料になります。

音色を変える工夫

限られた波形でも、変化のつけ方しだいで多彩な音が作れます。音程を時間とともに変化させれば、跳ねるようなジャンプ音や、駆け上がるパワーアップ音になります。複数の音を素早く切り替えれば和音のように聞かせることもできます。音量を時間とともに減衰させる「エンベロープ」の調整は、撥弦楽器のような立ち上がりや、長く伸びる音を表現するのに欠かせません。

現代における8bitサウンド

ハードの制約がなくなった今でも、8bitサウンドはひとつの表現スタイルとして定着しています。レトロゲーム風のインディーゲーム、ノスタルジックな演出の動画、おしゃれなBGMなど、活躍の場はむしろ広がっています。当サイトの効果音も、こうした音源チップの仕組みをプログラムで再現することで、本物のレトロ感とクリーンな音質を両立させています。音の作り方の詳細は制作の裏側の記事もご覧ください。

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